きままに書く商品先物ブログ

商品先物取引を自己流で投稿

意志力





今日は、売買ルールの話です。

とはいえ私は知人や、周囲に投機を勧めてるわけではありませんし、むしろ損しているのに投機をやっていた人は辞めたくなるかもしれません。


初心者の方は投機を始める前には気をつけてください。

大きなお金を稼ぐと不幸になる人が大勢います。

人間の「選択」や「意志力」の研究では、私たちはある程度の生存や安全が得られてしまうと選択肢が増えることにストレスを感じて

現状を維持しようとすることがわかっています。

同時に、現状を維持しようとすると老化がすすんで、IQも下がり始めることもわかっています。

このメカニズムを考慮していないとデモトレードや少額で稼げても人生を変えるレベルの金額を稼ごうとするとコツコツどかんと、損することになります。

たとえ一時的(3~5年)に稼げたとしても、どこかに無理が来て、代償を払うことになります。

ある程度稼げるようになったはいいけれど前より不幸になることもあります。

周りから見て幸せそうに見えるかどうかは本人の幸せとは関係ないんですね。

本人が心の底ではわかっていますし、見る人が見れば、周りも気づきます。

けれど大金を手に入れてエネルギー切れになった人が、お金のニオイに群がる人たちと共依存の関係になる人もたくさん見てきました。


私達の脳は「いちど上手く行った方法」に引きずられがちです。

それが、いい結果であれ、悪い結果であれほんとうの因果関係があるかどうかに関係なく自分の持っている(刷り込まれている)ストーリーに沿った事実を関連付けて、その出来事に執着した現実を作りはじめるからです。


(例)

パチンコに行った → 10万円儲かった → パチンコは稼げる

(だからお金が欲しくなったら借金してでもパチンコに行こう)


※実際の期待値はマイナス。続けているといずれ損失になる可能性が高い



(例)

いじめられた → 見返すために頑張った → 成功した

(自分の成功は自分の努力のおかげ。だから成功していないやつは甘えているだけ)


※実際は、幸運という要素が必ず約50%以上はある。努力は成功を保証しない。

(例)

辛いことがあった → 神に祈った → 解決した

(だから神が絶対。異教徒は殺してしまえ)


※実際は、神という情報空間の臨場感が、脳科学的に好影響を産んだだけ

※その結果が得られるなら、どの神を信じても、大差はない特に、自己啓発系、成功お約束系ではある種、縁起担ぎレベルの成功談や成功法則が悪気なく語られて出回っています。

それはそれで、効果がある人もいますが、それが絶対だと思う素直な人ほど、結果が出ない時に精神的に追い詰められてしまいます。

教えている側は、そう信じて自分が成功しているからいつまでも結果が出ない人に対して、理解ができないんですね。

私もそうだったから自分事のように見えてしまうのですが、トレーナーはエネルギーを浪費しながら教えるので、結果的に教えられる方にもエネルギー漏れのクセが伝染して

トレーナーを超える成果を出すような人が出てこないのです。

そのままだと、よほど天性のエネルギー量やエネルギー管理のスキルを持った人でなければ力尽きるのでいつまでたっても結果が出ず

ますますトレーナーは「特別な人」という地位が確立します。


あなたがこれから、周りがびっくりするような金額を稼ぎ始めるときには「エネルギー管理」という概念を知っておかないと結果的に、自分も周りも不幸にしてしまうことになります。


とくにトレーダーは、「お客様からの感謝」という循環がないので、大金を稼ぐようになると孤独になるか周りがエネルギーヴァンパイアの巣窟になっていきます。



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売買ルールを確立する

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もちろん、年収900万円以上稼いだ人がみんな不幸になるわけではありません。

それ以上は稼ぐことで得られるリターンが一気に低くなるのでエネルギーを注ぐポートフォリオを変えなければ相対的にそれまでよりも幸福度が下がるというだけです。

具体的な別の例で考えてみましょう。

理科の実験で覚えている人もいるかもしれません。

氷に熱を与えて行くと、温度は上がっていくのですが、いったん摂氏0度のところで止まります。

熱を注いでも、摂氏0度で止まって上がらなくなるのです。

けれど、エネルギーをさらに注ぎ続けるとまた、温度は上昇していきます。

なぜでしょうか?

それは、固体である「氷」から

カタチを自由に変えることのできる液体の「水」になるためにエネルギーを使うからです。

摂氏0度まで到達した段階で温度を上げるためにではなく、ステージを変化させるためにエネルギーが使われ始めます。


そのステージの変化が完了した段階でまたエネルギーは、温度を上げることに使われます。

ここでの「温度」を「収入」と置き換えるとどうでしょう。


私達の幸福度について考えると同様だとわかります。


年収900万円までは収入を上げることを最優先にしていたとしてもそこに到達したらいったん収入を上げるためのエネルギーを別のものに注いで、全体最適をする必要があるのです。

固体から、液体へステージが変化することができたら幸福度を高め続けてるうちに結果的に温度も上がりはじめます。

フォーカスしていなくても、結果的に収入が上がるわけです。


実際に、投資の世界で一番稼いでいるウォーレン・バフェットさんは会社の資産として数兆円を持っていますが年収は約1000万円(10万ドル)でずっとキープしています。


6歳からビジネスをはじめて、12歳で確定申告もしていたバフェットさんは収入以外で幸福度を上げる方法を若いうちにマスターして

結果的にエネルギー効率の高い行動バターン、つまり、人生での売買ルールを確立して、莫大な資産を築いたわけです。

会社員としての給料や他のビジネスと違って、先物取引では、いちど利益が出せるようになると稼ぐ金額を増やすためにやることが変わるわけではありません。

いままでと同じ売買行動を繰り返しながら注文する量にひとつ「0」の桁を追加するだけで、稼ぐ金額は10倍になります。


だからこそ、年収900万円に到達する前にエネルギー漏れ習慣のある人は、さまざまな作話をして忙しいふりをしはじめます。

「何か」を恐れて

年収900万円の壁を避けようとするのです。

その壁を超えるために重要になってくるのが、ルール変更のポイントです。


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ルール変更のポイント

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温度を上げることを考えて摂氏0度まで成り上がった。

けれどいままでと同じことをしているのになぜか0度以上には上がらない。


その時に、大まかに分けて2つ、私達の多くが採る選択肢があります。


ひとつ目は、あきらめてそこでとどまる選択です。


「いままでよくやった」

「人生そんなものだし、ほどほどで十分」

「温度(お金)だけが全てじゃない」


リタイアしてしまうのです。


嫌なことからはもう脱することができた。

だからいいじゃないかと。

欲張るのはやめておこうという選択です。



ふたつ目は、ほかのルールを探す選択です。

これは、かなり危険で多くの悲劇を生んでます。

上手く行っていたルールがあるのにそれを捨てて、「ステージが変わったから」と別のことをやり始めて、迷走するのです。


なにかの業界で成功して財をなして、新しいことにチャレンジして大コケするのはこの典型です。

高額宝くじに当たった人が投資で大失敗して借金を作るのも、この例です。


売買ルールコレクターは基本、「他のルールを探す」というパターンの考え方から抜けない限りいつも金額の壁にぶちあたって、少しも心が休まらないでしょう。


じゃあ、温度が上がらなくなったら、それ以上しあわせを追い求める方法はないのか。


いままでの成功パターンで結果がでなくなったときに採る選択肢があります。


その選択肢が、「ルールを進化させる」ことです。


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売買ルールを進化させる

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多くの人が「固体」から「液体」にせっかくステージアップしても

「温度を上げる」という意識のままでルール自体を進化させていなければ摂氏100度が上限だと判断して、60度~90度の「液体」レベルで一生を終えます。


逆に、「温度を上げる」ではなく「エネルギーを注ぐ」という、より抽象化したルールに進化させることでその先の「気体」「プラズマ」にステージを上げていくことができます。

ともあれ

「期待値の高い方を選ぶ」というトレーダーの基本戦略からすれば年収900万円になった段階で、日常生活を見直すために努力する方がリターンが大きくなるということです。


年収900万円に達していない人がもっと大きな金額を稼げばいまの悩みが解消して幸せになれると思ったら大間違いです。


多くある意志力の半分で900万円稼いだらのこりの半分の意志力はそれ以上のお金を稼ぐよりも、もっと別のことをしたほうがいい、というだけでなくそうしないとそれまでよりも幸せを感じにくくなるということです。

ここで、自分の行動指針を評価しなおして

ルールを進化させなければ、不幸になります。

せっかくあなたが成功してこんどは「周りに恩返し」と誰かの役に立とうとすればするほど周りとの摩擦が生まれて、自分の幸福感も下がります。


「900万円稼いでから考えればいいや」というのはある意味正しいけれど、そこに至るまでの成功経験の記憶が邪魔をして、ステージを上げることを妨げてしまう場合も、多いです。


あくまでも一個人の書いた文書であり、間違いもたくさんあると思います。

我々は真剣に取り組んでます。


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