きままに書く商品先物ブログ

商品先物取引を自己流で投稿

向き合う姿勢

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何故、負けたのか。何故、勝てたのか。

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どのような物事においても、その「結果」には、

必ず、その「要因」にあたるものがあると言われています。



故に、そのような「結果」が良いものであっても悪いものであっても、

その原因、要因を追求していく事が非常に重要なことであり、



・良い結果を生み出す要因を突き詰める事


・悪い結果を生み出した要因を突き詰める事



この2つを併せて行っていく事で、



「より良い結果を生み出せる要因の追求」


「悪い結果を生み出してしまう要因の排除、改善」



といった方策を実際に取っていく事ができるわけです。



よく言われる、



「失敗は成功のもと」



という言葉は、まさにこの事を言っていると思いますが、



「成功は更なる成功のもと」



となるため、その物事が例えどちらに転んだとしても、

その要因を追求する事こそが、非常に重要だということです。



その上で、投資、トレードの世界では、

それなりに実際の「経験」を積んでいくと、



「勝つ経験」


「負ける経験」



こうした、その要因を追求できる「結果」が、

勝ち、負け、両方の形で幾らでも体験できるはずです。



よって、実際に勝つ事が出来た際も、負けてしまった際も、

常に、その「要因」を徹底的に追及していった上で、



「何故、勝てたのか。」


「何故、負けてしまったのか。」



これらを明確にした上で、自らのトレードルールや、

その売買の基準の精度を常に向上させていくべきなんです。



ですが、世の中の大多数の投資家、トレーダーは、

これを実際にやっているようで、全くこれをやれていません。



『やっている「つもり」になっている』



これが「率直」なところで、



『その「原因」や「要因」の追求のしようがない』



というのが「現実」だと思います。



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多くのトレーダーが「負けた要因」「勝てた要因」を追求できない理由。


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多くのトレーダーが自分が「負けた要因」や「勝てた要因」を、

本当の意味で追求していく事が「できない」のは、



『自分自身が、そのような売り買いを行った理由』



にあたるものを理論的な部分で明確にできない事に起因します。



自分が何故、そのような売り買い、トレードを行ったのか。



これを理論的に説明できなければ、当然ですが、

その売買によって勝つ事ができた要因、

負けてしまった要因も追求していく事はできません。



ですが、自らの売買の基準や、その理由などを、

しっかりと1から理論的に説明できるトレーダーは少なく、



『このテクニカル指標がこうなったから買った(売った)』



など、せいぜい説明できるのはこのレベルです。



ですが、これは全く理論的な売買の理由とは言えず、

強いて、それが自分なりの「理由」であったとするなら



『何故、そこで買う(売る)という判断に至ったのか』


『その判断基準はどのような理屈で成り立っているのか』


『指標がそうなる事とその後の値動きにどのような関係性があるのか』



といった、



・そのテクニカル指標と値動きの関係性


・それらを紐づける因果関係



なども、しっかりと「理論的」に説明できなければなりません。



逆にこれらを理論的に「説明できない」のであれば、

それは、自分自身が自ら行った売買の「背景」や「要因」を、

自分自身が、そもそも「よく分かっていない」のと同じだと思います。



そこが「分からない状態」では、当然ながら、



『要因と結果の因果関係の追求』



を行っていくことも「できない」という事です。



ただ、実際に「テクニカル指標」を利用しているトレーダーの多くは、

自らが利用している指標の「理論」や「成り立ち」などを理解していません。



・その指標に、どういった成り立ちや背景的な理論があるのか。


・どのような理論に基づく計算式から成り立っているものなのか。


・その指標と実際の値動きの因果関係にどういった根拠があるのか。



こういったものをしっかりと「理解」しているトレーダーは少数派であり、

大半のトレーダーは、この辺りをろくに「理解」する事もないまま、

チャート上に表示される指標だけを漠然と頼りにしている傾向にあります。



それこそ、インターネットや投資関連の書籍、

巷で言う「情報商材」などで得た表面的な情報だけを鵜呑みにして、



「この指標がこうなったら買えば良い(売れば良い)<らしい>」



といったレベルの捉え方で漠然とそういった指標を使っているわけです。



ですが、本来、世の中に存在する「テクニカル指標」と呼ばれるものには、

その1つ1つに相応の「成り立ち」や「理論的な背景」があります。



どんなテクニカル指標にも、それを考案した人が存在するはずであり、

その考案者は「相応の理論」を前提とした上で指標を作り出しているんです。



そして、その中には複雑な数式の上で成り立っているものも多く、

当然、そのような数式にも、相応の「理論」が存在します。



例えば、実際に多くのトレーダーが実際に利用している



「ボリンジャーバンド」



という有名どころなテクニカル指標にも「計算式」が存在し、

この計算式そのものは実際に検索をすれば簡単に情報が出てきますが、



「その数式の意味を理解した上でボリンジャーバンドを使っている人」



は、利用者全体の比率として間違いなく「少数派」にあたるはずです。



そもそも、その計算式は「累乗」を用いた二次関数を

そのままルート(平方根)でくくっているようなものなので、



・累乗の数学的な意味


・平方根の数学的な意味



最低限、これらを理論的に説明できるレベルの人でなければ、

その指標の理論、その計算式の意味もまず理解できません。



ですが、トレードに用いる「テクニカル指標」と呼ばれるものは

その大多数が、このような「複雑な計算式」によって成り立っています。



そんな「複雑な数式の上で成り立っている指標」を、

世の中の大多数の人は、その意味や理論を全く理解しないまま、



「どこか(ネット、本、情報商材)に書いてあった情報」



だけをそのまま鵜呑みにして利用している状況にあるという事です。



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負けた理由、勝てた理由を徹底して「追及」するために。

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相場の世界で実際に「トレード」を行っているトレーダーの大半は、

ここでお伝えしたように、自らがその売買において「アテ」にしている、



「テクニカル指標」



の成り立ち、理論的な背景などを全く理解していない傾向にあります。



その「有効性」や「有効な理由」を全く説明できないものをアテにして

自分自身の大切な資金を相場の世界に「投げ込んでいる」わけです。



当然、そのような「安易な売買」で勝てる世界ではありませんし、

そのようなトレーダーの多くは現実として、負け続けています。



そして、そんなトレーダーがいつまでたっても「勝てない」のは、

まさに、負けた時の「敗因」も、勝てた時の「勝因」も、



「根本的に分からないから」



であり、そのどちらも「追求のしようがないから」に他なりません。



自らが行っていった売買の「要因」が限りなく明確でなければ、

その先に生じた「結果」との因果関係を追求する事も出来ませんので、



・勝因の追求


・敗因の追求



これらを実質的に「放棄」しているような状況にある時点で、

その人は既に「勝ち続ける事を放棄している」のと同じなわけです。



少なくとも私はそのような考えのもと、

常に「自らの売買の要因」を明確にした上で、

それに伴う「結果(勝ち負け)」と向き合ってきました。



そうして常に「勝因」と「敗因」を徹底的に追及してきたという事です。



そして、実際にそれを徹底的に行ってきたからこそ、

私が確立しているトレードルール、売買の基準においては、

その「成り立ち」やその「背景的な理論」が明確なものになっています。



実際に確立している「ルール」や「基準」において、

そこに理論的な説明を施せないものは1つとして存在しません。



常に「勝因」と「敗因」を追求した上で確立してきたものであるからこそ、



「何故、そのようなルールが成り立っているのか」


「何故、そのような基準の売買が有効なのか」



などを裏付ける「理論」を全て明確にできるわけです。



何より「資産運用」は、実際にリアルな資金を投じて、

そこに「リスク」を抱えていくものなのですから、



「その有効性を裏付ける理論」



が、十分に納得できるものでなければ、

少なくとも私は実際に資金を投じて気には到底なりません。



だからこそ、私が実施しているトレード講習では、

先日お渡ししした「書き起こし」の冒頭でもお伝えしている通り、



「トレードルールや売買の基準を、ただ表面的に教えていく」



というような形ではなく、それらを伝えていく際は、

必ず、それらのルールや基準が有効である理由として、



『何故、そのようなルールや基準が成り立つのか』


『何故、それが有効なのか』



といった、その「成り立ち」や、その背景にある「理論」なども、

1つ1つ、しっかりとお伝えしていくようにしているわけです。



ただ、インターネット上で出回っている、



「情報商材」



と呼ばれるもので提唱されているトレードノウハウなどでは、

その売買のルールや基準のみを表面的に教えているものが大半であり、



『何故、そのようなルールや基準が成り立つのか』


『何故、それが有効なのか』



といった、理論的な背景はまず言及されていない傾向にあります。



そして、これはトレード系の「ツール」でも同様であり、

その売買におけるロジック(基準)そのものが不透明なものや

仮にそのロジックがオープンになっているとしても、



『どのテクニカル指標をどのように使っているのか』



といった、やはり「表面的な情報」のみが明かされている程度で、



『何故、そのようなロジックが有効なのか』


『何故、そのロジックに従う事で勝てるのか』


『そのロジックと相場の値動きにどのような因果関係があるのか』



といった、そのロジックの有効性を裏付ける根拠、

その理論的な背景などは、まず言及されていません。



むしろ、これは「言及されていない」というよりも、



『言及する事が出来ない』



という方が適切であり、そのような「情報商材」における、

投資、トレードの「ノウハウ」や「ツール」にあたるものの大半は、



「値動き」



という「結果」に対しての『帳尻合わせ』によって、



「こうしていれば勝てていた」



というロジックを言わば「強引」に作り出し、

それを「マニュアル」や「ツール」にして売り出しています。



言わば、



「机上のパフォーマンス」



のみを重視する形でロジックを強引に成立させているため、

そこに実質的な「理論」などは無いに等しいわけです。



もちろん、そのような方法で有効なものが確立できる、

実際に出来ているなら、それはそれで、何の問題もありません。



ですが、そのような「情報商材」にあたるものは、

派手なパフォーマンスを掲げるものが次々と登場しては、



「勝てない」


「稼げない」



という悪評と共に消えている現実があります。



つまり、過去の値動きに対する強引な帳尻合わせで、

本当に「有効なロジック」を確立する事ができるほど、

相場の世界は「あまくは無い」という事です。



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仮説、検証、実証。その先にあるもの。

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相場の世界においては仮設や検証の先で「実証」された結果が、

必ずしも「絶対的な答え」になるわけでは限りません。



仮説を立て、それを検証し、想定する結果が実証されても、

そのプロセスが今後も再現され続ける保証はないため、



「決して、それが絶対的なものと過信するべきではない」



というのが私の考えです。



故に、有効なテクニカル分析の基準を確立するには、



仮説 → 検証 → 実証



このプロセスを過去の相場を対象としたバックテストはもとより、

リアルタイムに動いていく相場に対しても繰り返し行う必要があり、



「実証に至らなかった時(想定した値動きが伴わなかった時)」



こそ、先立つ仮説のどこに改善の余地があったのかを追求し、

言わば、その「敗因」を徹底的に洗い直す必要があります。



当然、その際には、



「実証に至った時(想定した通りの値動きになった時)」



との「比較」を前提とする視点が有効となる場合もあるため、



『何故、勝てたのか(勝因の追求)』


『何故、負けたのか(敗因の追求)』



これらが、より有効なロジックの確立に結び付いていくわけです。



ただ、その「仮説」の段階で、



『何故、そこで買うのか(売るのか)』



という基準が、理論的な視点で「明確」になっていなければ、

その「仮説」そのものを見直す事も改める事もできません。



そこで「テクニカル指標」を用いるのであれば、



『その指標と値動きの因果関係をどう仮定しているのか』



といったものが、その出発点となる「仮説」であり、



仮説 → 検証 → 実証



このプロセスは、そこから始めなければならないという事です。



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よって、本気で有効なトレードルールや売買の基準を、

いわゆる「テクニカル分析」を前提とする形で確立したいのであれば、



・自分自身がその合理性に納得できる指標を用いる事


・その理論に基づく仮説を立てて検証を重ねていく事


・検証の結果に対して、その勝因、敗因を追求していく事



これこそが、その「正攻法」と言えるプロセスに他ならないと思います。



まずは自らが実際に利用していく「指標」について、

その「成り立ち」や「背景的な理論」などを

しっかりと理解しなければならないという事です。



そもそも、それが「分からない」という状況では、

相応の理論に基づく「仮説」を立てる事もできませんし、

そのような「よく分からないもの」に頼ってしまう時点で、



「トレーダーとしての意識が低すぎる」



と言わざるを得ません。



インターネットや投資関連の書籍、情報商材など、

それらを介した表面的な情報のみを鵜呑みにするのではなく

その指標の成り立ちや理論をしっかりと理解した上で、



「相場(値動き)と指標との因果関係」



という視点から、その理論に基づく「仮説」を立てる必要があり、

それを出発点として初めて意義のある「検証」が行えるわけです。



その理論的な「敗因」も「勝因」も分からない、

漠然としたトレード(検証)を何度、繰り返したところで、



「結果に対する要因の追求」



を本質的に行っていく事など、できるはずもありませんので。



ただ、これはあくまでも



「然るべきスタートラインに立つ段階の話」



であって、実際に「重要」となっていくのは、

そこからどのようなスタートを切って進んでいくか、です。



ですが、実情として、この「スタートラインに立つ段階」で、

大多数のトレーダーは、完全に間違った方を向いていたり、

そもそも、そのスタートラインにさえ立てていない傾向にあります。



だからこそ、大多数のトレーダーは「勝てていない」わけです。



重要なのは「ここから」ですが、

これが非常に重要なところでもありますので、



「有効なテクニカル分析の基準を1から追求していきたい」



という場合は、必ず意識するようにしてください。


次回につづく


あくまでも一個人の書いた文書であり、間違いもたくさんあると思います。

我々は真剣に取り組んでます。



募集詳細は↓

shouhinsakimonotorihiki@gmail.com


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